こんにちは。
横浜巻き爪センタースタッフの岡野です。
爪の先端にある白い部分を全部切っている方、結構いると思います。
いわゆる「深爪」というものです。
実はこの切り方、悪い影響が出やすい切り方なんです。
爪を切る時、ほぼ全ての方が爪切りを使用していると思います。
普段なにげなく使っている爪切りですが、これ、改めて考えてみると、刃物なんですね。
そのため、爪切りで切った爪の断面は、思っている以上に鋭利になっています。
ですので、手の爪なんかで、切った後に皮膚を引っかいたりしてしまうと、結構痛い場合があります。
↓爪切り選びのポイントや爪の切り方をじっくり知りたい方はコチラのもご覧下さい↓
【ブログ】その切り方合ってますか?巻き爪予防になる爪の切り方とは?!①
【ブログ】その切り方合ってますか?巻き爪予防になる爪の切り方とは?!②
【ブログ】その切り方合ってますか?巻き爪予防になる爪の切り方とは?!③
さて、ここで話を深爪に戻しましょう。
爪切りをしたあとに、指に痛みを感じたことはありませんか?
それは、深爪が原因の可能性が高いです。
爪の角を切れるところまで切っている方、爪の角が皮膚の中に埋もれていませんか?
おそらく、埋もれてると思います。
ということは、爪切りによって断面が鋭くなった爪の角が、皮膚に接触しているということです。
その状態で歩く、走るなどの動きをすると、指先に力が加わり、爪が皮膚に食い込みます。
その結果、皮膚は少しずつ傷つけられ、痛みが出ることがあります。
そして、最も痛みが強くなるのは、爪の角がきれいに切れていない場合、つまり切り残しがある場合です。
切り残しがあると、その部分がトゲ状に皮膚に刺さることがあり、痛みを伴います。
また、切った直後は痛くなくても、爪が伸びて切り残しが指に当たり始め、痛みが出ることもあります。
「私は切り残しがないように、爪切りで切れない場合は余った部分をむしるように取っています」
こんな方は、さらに注意が必要です。
この場合、爪がささくれ状になり、皮膚を傷つけることがあります。
それだけでなく、むしる際に爪床(そうしょう:爪の下の皮膚で毛細血管などがあります)を傷つけてしまう可能性もあります。
いずれにしても、皮膚が傷ついてしまうと、細菌感染による炎症を起こす可能性があります。
専門的には、『ひょう疽(ひょうそ)』『化膿性爪囲炎(かのうせいそういえん)』『蜂窩織炎(ほうかしきえん)』というものに該当します。
小さな傷から、黄色ブドウ球菌などの細菌が感染して発症します。
症状としては、爪の周りから赤く腫れ、ズキズキとした痛みが出てきます。
また、膿がでることもあります。
黄色ブドウ球菌とは、食中毒の原因にもなる菌で、私たちの身近に存在しています。 |
心当たりのある方は、症状が悪化するまえに、早めに皮膚科を受診してください。
最後に、このような症状を引き起こさないためにも、正し爪の切り方をご紹介します。
ぜひご覧ください。
爪のことならお気軽にご相談ください。
横浜巻き爪センター
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