高齢者が巻き爪になる原因は?
理由2.歩かなくなる(運動量が減る)
一般的には、高齢になると体力も衰え、運動量が減ってきます。つまり、歩く時間が少なくなっていきます。
実は、これが巻き爪と関係しているのです。
あまり知られていませんが、爪にはそもそも「巻く」という性質があります。
それでも巻き爪にならないのは、しっかり歩くことが巻き爪の予防になっているからです。
私たちは、歩く時(踏み出す時)に「地面を蹴る」という動作を行っています。この時に、しっかりつま先で地面を蹴ることで、地面から足に対して反発の力が発生し、それを爪が受け止めています。
言葉ではわかりにくいので、下の図をご覧ください。

このように、爪の巻く力に対して、反対の力が加わることで、爪のアーチが一定の形を保持しています。
しかし、歩く時間が少なくなると、巻く力ばかりが働いてしまい、徐々に巻き爪が進行していきます。
介護施設などで寝たきりになっている方が巻き爪になるのも、これが原因です。
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